色えんぴつの詩 -3ページ目

「白黒の世界」

痛みって、伝わるから
貴方の嘆きがそこにも、ここにも・・・

壊れてしまうのは一瞬だって事は
きっと、本当なのでしょう

でも、まだ終わりじゃない
私には私のやり方がある

自分さえ、救えないのに
私は誰かを救いたいと願う

矛盾してるなんて言わないで
まだ・・・終わりじゃないわ

貴方も、私も
生きていくしかないのだから

「迷路」

曲がって 曲がって行き止まり

戻って 曲がって反対に曲がって

また行き止まり

戻って 反対に曲がってまた曲がっても

行き止まり

なんなのこの道は・・・・・

誰ともすれ違わなかったけど

あたしはいつも必死だったし

花が咲いていたかもしれないけど

あたしはいつも必死だったし

風が吹いていたか 雨が降っていたか

そんなこともわからないくらい

あたしはいつもいつも必死だった

必死すぎて空回りばかり

でもいいんだ 今はもう笑い話だし

出口があることはわかってるから

バカみたいに必死になることはないんだって

知ったから

あとはあたしの好きなのんびりで行くんだ

どうして出口を目指すんだろうな

出口には何が待ってるんだろう

木漏れ日みたいなやわらかな光が

射していてくれたら うれしいな

そこに誰かが待っていてくれたら

もっともっと うれしいな

もう それだけでいいよ

「感謝」

優しい風 青い小鳥 永遠の愛

僕は憧れる 美しいものすべてに

抱きしめたいと それだけを願う

想像以上にデリケートなものたち

力を抜いて やわらかに包み込む

僕の身にも 同じことが起きていて

目には見えない大きな何かに

やわらかに包まれて生きてる・・・・・・

こんなにも大事なこと

いつだって僕は 気付かずにいました

感謝の足りない僕を許して

苦しんでばかりいた過去の日々が

どうしようもないほど金色に

光り輝く夢をみました

汚れてると嫌っていた日々に

何の罪もないことを 僕は知りました

この夜に・・・・・

暗い夜 あなたはどう過ごしてる



やっと願いが叶って


あたしはキャンドルに変身できた


あなたの部屋をほんのり灯すこと


できるよ



大きい炎 小さい炎


揺れる炎 止まる炎


いろんな表情は 人の心の動きのよう



あなたの気持ちが


ただ あたたかくなればいいなと思う


今夜一晩中灯していてくれないかな



どうかあたしの炎を吹き消さないでいて

「砂」

砂が流れてく


サラサラ サラサラと


さざ波が 寄せるよに


さざ波が 還るよに



この胸にある想い


セピア色の世界



流れ 流れて


色づくその瞬間を


独り静かに


待つばかり

存在

いつかは あなたに会えるのかな


遠く離れていても


あなたは あたしを見守ってくれている


そう感じています


あたしが あたしの心が


もっと大人になったら会えるのかな


いつか あなたに会えるのかな

純愛

ベッドの上 飛びはねる


「まるで子供だな」 あなたは笑う


あたしはいつまでも いつまでも


飛びつづける



どうして


つかまえてくれないの?


失うことがそんなに怖い?


もう逃げないって約束して



あたし あなたが大好きだよ

波の音

目を閉じると

身体の中から

波の音が聞こえる


ときどきのリズムが存在する

流れにまかせて漂う


つかれたら眠る

つかれていなくても眠る


心にある海はどこまでも広い

ほんとうは誰もが持ってる透明な海


ねぇ 何も考えないで

目を閉じてみて

あなたにも

波の音が聞こえるでしょう

未定

上を見ればキリがない

下を見てもキリがない

じゃどこを見ていようか・・・・・

まっすぐ見ていればいいね

地平線の向こう 水平線の向こう

そこが 僕達の向かうべき場所

「生きること」

感情と直感

このふたつで

今まで生きてきた気がする


そして

これからだって

なにも変わりなく

このふたつを信じて

僕は生きていく



月を追って


太陽を追って


僕は生きていく