「迷路」 | 色えんぴつの詩

「迷路」

曲がって 曲がって行き止まり

戻って 曲がって反対に曲がって

また行き止まり

戻って 反対に曲がってまた曲がっても

行き止まり

なんなのこの道は・・・・・

誰ともすれ違わなかったけど

あたしはいつも必死だったし

花が咲いていたかもしれないけど

あたしはいつも必死だったし

風が吹いていたか 雨が降っていたか

そんなこともわからないくらい

あたしはいつもいつも必死だった

必死すぎて空回りばかり

でもいいんだ 今はもう笑い話だし

出口があることはわかってるから

バカみたいに必死になることはないんだって

知ったから

あとはあたしの好きなのんびりで行くんだ

どうして出口を目指すんだろうな

出口には何が待ってるんだろう

木漏れ日みたいなやわらかな光が

射していてくれたら うれしいな

そこに誰かが待っていてくれたら

もっともっと うれしいな

もう それだけでいいよ