「tomadoi」 | 色えんぴつの詩

「tomadoi」

空を泳ぐ
手のひらに帰る
交互に何度も繰り返してる


まばたきを意識してしまうほど
今宵はいつになく静か そう感じる


音もなく交差する複雑な感情
沈黙を守れば平穏で いつもの日常だ
そうして大切なものを失くすこと
わかりきっているのにね


なぜこんなにも大きく心は揺れる?
言葉に意味を乗せず どこか曖昧な二人
鏡越しの視線 見つめあう二人
始まるのも待たず 恋から逃げ出した二人


僕の想いは 君の想いと共に
吐き出す煙草の煙に混じって薄れてく 
やがては消えてしまうのかな


大きく揺れる心だけが答えを知ってる