何色 | 色えんぴつの詩

何色

それは純白の向こう側


何がみえても


何が起こっても


あたしは驚かないでいられるかな



感覚はなく 感情も曖昧


青い花が 今にも枯れそう


そんな夢をみました



冷たい空気が横切れば


ひとりの寂しさを知る


願いは届かない 心は折れそう


それでもきっと あたしは願う


月に 星に 宇宙に



あたしはあたしの背中をそっと押す



決して揺るがない色


塗りつぶされることのない色


それは純白の向こう側