「穏やかな最後」 | 色えんぴつの詩

「穏やかな最後」

違和感を覚えはじめると
途端に愛は消える


爪弾きにされた愛はどこへ行くの?
もうすぐあなたも
愛を追うように去る


ガランとした部屋
空気は乾燥し 植物も息苦しそう
喉が渇いたね 何か飲もう
キミには新鮮なお水を
あたしには古いお酒を
乾杯しようね 
また静かな日々に戻るだけ


冷たい視線を
あの人に投げるのはよそうね
キミは凛としてればいいし
あたしも取り乱すことはしない
穏やかな最後は
記憶に残ることもない


キミの成長とともに
あたしも成長できてる?


まだまだだよね
あたしはまだまだだよ