「春」 | 色えんぴつの詩

「春」

春が見え隠れするこの頃

あたしの心に去来するもの

それはまだ氷みたいに冷たい



暖かい雨の日
待っても待っても
あなたは現れなかった



あの日から
誰かを待つ行為が
とても恐くて大嫌いになった

でも春は待ち遠しい



必ずやってきてくれるから
人を信じられないあたしでも
春を信じることはできるの



指折り数えて待ってるんだ