「風見鶏」 | 色えんぴつの詩

「風見鶏」

手のひらの上

大切なものが形を変えて

行ったりきたり


つかもうとあがくのは

もうやめにする



この手は風見鶏

幸せのあたたかな風が

吹くのを感じたら

思いきり 深呼吸をさせて

この胸にある穢れを

大空高く 飛ばしてほしい

僕の手が

決して届くことない場所へと